生物学は、基礎生物学、生物科学、人類学、実験動物学(文部科学省資料による)に大きく分かれており、その大枠の下、各大学、研究機関において研究内容に応じてさらに細分化されています。近年の生物科学の分野においては、遺伝子レベルから、地球規模にいたる地球環境的観点からの研究も盛んとなり、その境界線も曖昧となってきております。そうした背景があるからか、お預かりする原稿もより包括的かつ細分化された内容となってきました。
この様な側面から、生物学において校閲者に求められるものは、しっかりとした学術的バックグランドがあることだけではなく、幅広い知識と見識に裏付けされた、ご依頼の論文を俯瞰的に捉える能力です。そしてその論文を受理へと導く力です。
生化学同様、エヌ・エイ・アイ(NAI)の生物学関連の翻訳者、校閲者は大変充実しております。ですからそのお取扱い量は、群を抜いて上位に入ります。
生物学は、前述のように、極めて細分化された分野だからこそ、校閲者、翻訳者選びの際、この論文は医学要素が強い原稿なのか、化学要素が強い原稿なのかなどの難しい判断を迫られます。この難しい判断こそがエヌ・エイ・アイ(NAI)の28年の歴史の下、培われてきた大きな財産です。エヌ・エイ・アイ(NAI)のコーディネーターはこうした難しい判断を、ときにはチーフエディター達と相談しながらしっかりと見極め、決してボタンの掛け違いがないように、最適な校閲者、翻訳者を選出するよう努めております。
担当する校閲者・翻訳者のほとんどは、Ph.D.を保持している大学教授、国際科学雑誌編集部で活躍するエディター達です。また生物学研究の第一戦で活躍している現役の方達もおります。さらには現役を引退した後も科学の発展に寄与したいという純粋な思いの方達もおります。こうした校閲者は皆、エヌ・エイ・アイ(NAI)の厳しい審査基準をクリアした方達ばかりです。
なお論文だけでなく、国際学会でのプレゼンテーション、査読者としてのコメント、科学研究費申請のための計画書など、多種多様な文章の英文校閲・翻訳も対応しております。

対応専門分野

  • Molecular Biology 分子生物学
  • Biochemistry 生化学
  • Microbiology 微生物学
  • Biophysics 生物物理学
  • Cell Biology 細胞生物学
  • Developmental Biology 発生生物学
  • Ethology 動物行動学
  • Genetics 遺伝学
  • Bioinformatics 生物情報学
  • Biotechnology 生物工学 など

※エヌ・エイ・アイ(NAI)の校閲者は、その専門性はもちろんのこと、論文を一流の科学英語として仕上げることにおける専門家の集団です。上記の分野に当てはまらない場合でも、過去の経験則から、ほぼ99%以上の論文は校閲対応が可能です。お気軽にお問合せください。

これまでにサポートした原稿の投稿先(一部)

  • Journal of Molecular Biology
  • Nature Biotechnology
  • The Journal of Cell Biology
  • Applied Microbiology and Biotechnology
  • Journal of Biological Chemistry
  • Glycoscience : Biology and Medicine
  • Nature Structural and Molecular Biology
  • Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry
  • Methods in Molecular Biology
  • Current Biology
  • Molecular Biology of the Cell
  • The Journal of Biochemistry
  • BBA Bioenergetics
  • Analytical and Bioanalytical Chemistry
  • Biomaterials Journal
  • 他多数

※この他にも、❶お客様からご連絡を頂戴していない投稿先ジャーナル、❷アクセプトのご報告を受けながらも公開できないケース等、多数の投稿先ジャーナルがございます。なおエヌ・エイ・アイ(NAI)の論文校閲サービスを受けた後、上記の投稿先ジャーナルに投稿された論文すべてがアクセプトされたわけではありません。しかしながら、後日再びエヌ・エイ・アイ(NAI)の論文サポートを受けられた際のヒヤリング等の結果、その大多数が何らかの形で論文として掲載されているとの報告を受けております。

生物学を担当する主な校閲者

G.M.

国籍:オーストラリア
学歴・資格:PhD in Cell Biology, BSc in Microbiology and Biochemistry
論文掲載経験:多数あり。
査読歴・専門分野等:細胞生物学における生物医学研究科学者として25年のキャリアを持ち、糖尿病、癌研究、血管生物学に特に精通している。イギリス英語・アメリカ英語両方の校閲が可能。

R.G.

国籍:イギリス
学歴・資格:PhD in Biochemistry
論文掲載経験:多数あり。
査読歴・専門分野等:JBCやNATURE等での投稿経験も豊富。酵素や、生体触媒の研究に長年従事し、査読者としての経験だけではなく、科学者としての経験が生きる校閲を常に提供する。生化学、薬理学などを専門とする。

T.C.

国籍:イギリス
学歴・資格:PhD in Genetics, BSc in Zoology
論文掲載経験:多数あり。
査読歴・専門分野等:投稿・査読経験、いずれも豊富。細胞工学、遺伝、発達科学を得意とする。

V.W.

国籍:カナダ
学歴・資格:BSc MSc , PhD in Zoology / Aquaculture
論文掲載経験:あり。
査読歴・専門分野等:Aquaculture, PNAS等での出版経験があり。、生物学・生態学研究に従事する中で培った技術、能力を活かした校閲ができる。

A.H.

国籍:イギリス
学歴・資格
BSc in Biological Science, PhD in Fungal Biology
論文掲載経験:あり。
査読歴・専門分野等:イギリスの大学で、生物学(植物領域)を専攻後、真菌の研究分野でPhDを取得。同分野での論文の執筆や、学会での発表経験を持つ。現在、サイエンス分野を中心としたフリーランスのチューターとしても活動している。

B.K.

国籍:アメリカ/ドイツ/フランス
学歴・資格:PhD in Biochemistry, BA in Biochemistry and Ethnomedicine
論文掲載経験:多数あり。
査読歴・専門分野等:アメリカ大学で生化学と民族医学の学士を取得後、ドイツの癌センターとフランスの大学で生化学の博士号を取得。生化学、分子生物学、細胞生物学、プロテオミクスなどの基礎的ながん研究の生物医学研究の科学者としての25年間のキャリアの中で、20以上のピアレビューされた科学論文、レビューおよび書籍を発表した。Springer のAmino Acidsの編集者として、数多くの研究論文を査読し、雑誌の特別号を作成にも携わる。英国と米国の両方の英語に堪能で、校閲が可能。

C.C.

国籍:カナダ
学歴・資格:PhD in Pathology, BS in Cell Biology and Genetics
論文掲載経験:多数あり。
査読歴・専門分野等:日本人研究者との共同研究経験も多く、英文における日本人の典型的ミスを熟知しているのが強み。自身の投稿経験や、校閲経験をフルに生かし、校閲に努める。

C.L.

国籍:イギリス
学歴・資格:PhD in Physiology and Endocrinology, BSc in Biological and Molecular Science,
論文掲載経験:多数あり。
査読歴・専門分野等:遺伝的側面からの脳科学、Gene Mapping等の研究での出版経験を多数有す。趣味が転じ、スキューバの講師などを務める中、これまでの経験を活かしたメディカルライティングのセミナー、専門的アドバイスおよび校閲を展開する。

E.L.

国籍:イギリス
学歴・資格:PhD in Protein Chemistry, BSc in Chemistry
論文掲載経験:多数あり。
査読歴・専門分野等:自身の出版経験の他に、Natureをはじめ、著名雑誌の査読者および編集を務めた経験を有す。NAIの校閲者とし長年活躍し、現在最も多くの校閲を手掛ける校閲者の一人。タンパク質科学、微生物学を専門とし、生化学、生物学、化学全般に対応可能。

F.J.

国籍:アメリカ
学歴・資格:BA in English / Heavy Concentration on Science
論文掲載経験:著書本2冊、編集1冊、その他変更、共著としてかかわった論文1000以上。
査読歴・専門分野等:フリーランス校閲者・ライターとして医療施設にて30年勤務、論文からグラント申請の校正・校閲を担当。

G.S.

国籍:インド
学歴・資格:PhD in Genetics / Computational Bio, MFSc in Agricultural Sciences, BFSc Agricultural Sciences
論文掲載経験:多数あり。
査読歴・専門分野等:PLoS ONEやPNASといった著名専門誌での査読経験を有し、現在も米国での研究費申請の審査等を行っている。Genetics, Molecular Evolution, BioinformaticsなどをBioinformaticsなどをはじめ、水産科学、行動生態学などを専門とする。

G.S.

学歴・資格:PhD in Molecular Pharmacology, MSc in Molecular Biology, BSc in Biomedical Sciences
論文掲載経験:あり。
査読歴・専門分野等:イギリスの大学で生物医学の学士と分子生物学の修士を取得し、その後小児急性リンパ芽球性白血病における薬剤耐性の発達を研究、分子薬理学博士号を取得。大学と企業での勤務経験を持ち、基礎研究のみならず、臨床研究の経験も積んでいる。医学/科学の校閲者やメディカルライターとして長年の経験があり、腫瘍学、心血管疾患、皮膚科などの治療分野に豊富な知識を持つ。

G.W.

国籍:アイルランド
学歴・資格:PhD in Pharmacology
論文掲載経験:多数あり。
査読歴・専門分野等:自身の豊富な出版・査読経験を活かし、薬学はもちろん、特に癌研究、遺伝治療を得意とする。

H.T.

国籍:イギリス
学歴・資格:PhD in Virology, BSc in Medical Microbiology
論文掲載経験:多数あり。
査読歴・専門分野等:Virology系、Hepatology系の雑誌にて出版および査読経験多数あり。肝機能、病理、ウイルス学においての研究経験および薬学的側面において力強いサポート力を有する。

L.H.

国籍:アメリカ
学歴・資格:MD, BA in Biology
論文掲載経験:あり。
査読歴・専門分野等:大学においてウイルス学を専門とし、HIV研究を主体に活躍後、企業研究者として勤務。社内メディカルライター、校閲者の経験を経てフリーランスに転身。現在に至る。

L.J.

国籍:イギリス
学歴・資格:PhD in Biochemistry.
論文掲載経験:複数あり。
査読歴・専門分野等:JBCをはじめ、複数の生化学系専門誌において出版。食品科学、生化学、プロテイン工学分野において研究。

M.N.

国籍:イギリス
学歴・資格:BA in Biochemistry, PhD in Biochemistry,
論文掲載経験:多数あり。
査読歴・専門分野等:JBC、Biochemistry, J. Glycobiology, J Virologyなど、専門誌において出版経験が豊富。査読経験も出版経験同様、生化学分野とくにプロテイン工学においての原稿を得意とする。

P.R.

国籍:アメリカ
学歴・資格:PhD in Microbiology with Minor in Biochemistry, BS in Chemistry
論文掲載経験:多数あり。
査読歴・専門分野等:J Bact, Gene, Appl. Env. Microbioなどといった専門誌での出版経験また査読経験を有する他、自身の研究にてパテント申請経験がある。

R.G.

国籍:アメリカ
学歴・資格:BS, biology; MS, bacteriology; PhD, immunochemistry and microbiology; postgraduate training, Immunology
論文掲載経験:論文30本以上/Abstractおよびプレゼンテーション16本 程度。
査読歴・専門分野等:The American Journal of Obstetrics and Gynecology (Elsevier)、The Prokaryotes (multi-volume)、Bergey's Manual (multi-volume)のコピーエディター、The Handbook of Non-prescription Drugs (12th edition)の書籍開発エディター、テキサス A&M 大学ジャーナリズム学部、生物医学執筆・編集プログラムのレビュワー、The American Medical Writer's Association Journalのレビュワーなどを務めてきた。また、アテローム性動脈硬化症、生物学、生物医学、血液、脳、癌/腫瘍学、コレステロール、伝染病、血液学、免疫学、感染症、炎症、脂質、微生物学、モノクローナル 抗体、神経科学、栄養学、精神医学、統合失調症、ストレス、移植、ウイルス学など多岐にわたる分野の論文執筆および執筆補助の経験を有す。 1997 年以来、医師科学者や博士課程の科学者、特に英語を母国語としない人向けの論文を多数編集してきた。特に免疫学、循環器系、神経学を得意とする。

※この他にも多数の校閲者のサポートを受けております。なおNAIの論文校閲は、必ずしも「分野が適合している」から故、最高のパフォーマンスを出すわけではありません。お客様と校閲者との相性、そして投稿論文の内容と校閲後のアクセプト率等、総合的な要素を勘案してお客様にとっての最適な校閲者の選択をさせていただいております。そしてNAIでは、創業当初よりお客様による校閲者指名を校閲の無料オプション(カジュアル校正では指名はできません)としてご提供させていただいております。

生物学を担当する主な翻訳者

A.T.

翻訳専門分野:免疫学、微生物学、遺伝学、植物分子生物学

経歴:京都大学理学部博士課程修了後、同学部助手。渡米し、コロンビア大学やスタンフォード大学等でポスドクを経験後、ハーバード大学医学部Research Assistant Professor。現在は米国バイオ製薬企業に勤務の傍ら、翻訳に従事。Nature, Cell, PNAS等に基礎研究論文を発表し、科研費やNIHグラント等の取得経験もある上、医薬品開発等の応用研究に関する知識も豊富。

K.L.

翻訳専門分野:医学・薬学・生物学・バイオ・歯科学分野などの学術論文・抄録、技術文書/資料、発表原稿、治験、特許明細書などの日英・英日翻訳

経歴:東京医科歯科大学大学院博士課程修了(専門:細胞学・分子生物学)、ポスドク(研究員)として米国とカナダの大学の生物学系研究室に6年間勤務。その後、フルタイムの翻訳者に転身。フリーランサーとして10年以上の経験を積む。カナダ在住。

M.C.

翻訳専門分野:医学・薬学・再生医療・臨床研究・医療統計学

経歴:米国ロチェスター大学 (専攻:医療工学、副専攻:化学工学)を卒業。在学中は治療用適合物質研究室にて白血病治療の薬物輸送の研究に携わる。2022年現在シアトルのNPO法人の臨床研究データマネージャー。
主な翻訳経験は、臨床・非臨床の医学論文、治験薬概要書、同意・説明文書、臨床試験・研究報告書、再生医療製品、医療機器カタログなど。ほんやく検定、医学・薬学(日英)1級合格。

I.G.

翻訳専門分野:農林水産、自然環境、野生生物

経歴:北海道紋別市出身。北海道大学農学部で畜産科学を専攻後、豪州クイーンズランド大学修士課程で野鳥の生態に関する研究を行う。
帰国後、環境調査の職を経て、2003年に翻訳の世界に入る。2010年よりオーストラリア在住。

M.Y.

翻訳専門分野:生物、バイオ、建築、土木工学等

経歴:海外のアメリカンスクール卒業後、日本の大学で生物学専攻。1990年頃より科学技術系論文などの英訳にたずさわる。

※生物系はNAIの翻訳者の得意とする分野です。したがいまして多少専門性が異なっていても、その経験や深い知識から各論文の分野に応じて適切な翻訳を行なうことができます。安心してお任せください。

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