設立当初、ご依頼される原稿のほとんどが医学論文の校閲でした。その後、特に約15年ほど前から、歯学部、歯科大学からの論文校閲・校正、翻訳のご依頼が顕著に増加してきました。その背景には、歯学分野も医学同様、科学技術の発展により新しい治療法の確立がなされたり、研究分野の細分化が進んだりと、取り巻く環境や情報が常に変化している状況があると聞き及んでおります。
ご依頼原稿は、基礎歯学系では、口腔解剖学、口腔生理学、口腔病理学、口腔細菌学などの基礎歯学系、また臨床歯学系では、歯科補綴学、口腔外科学、歯科矯正学、小児歯科学などの臨床歯学系の全般にわたっております。
エヌ・エイ・アイ(NAI)の校閲、翻訳は、歯学研究の第一線において現役の研究者として活躍している基礎歯学系、臨床歯学系、口腔学系など、それぞれに精通した校閲者、翻訳者をはじめ、査読者としての経験が豊富な大学教授や国際科学雑誌編集部で活躍している方達が担当しております。
そしてそのほとんどがPh.Dを持ち、豊富なバックグラウンドとNAIの校閲者、翻訳者として積み重ねてきた経験の融合が、現在のエヌ・エイ・アイ(NAI)のクオリティーへと繋がっています。
またエヌ・エイ・アイ(NAI)では、論文だけではなく、国際学会でのプレゼンテーション、査読者としてのコメント、科学研究費申請のための計画書など、多種多様な文書の英文校閲、翻訳も手掛けております。

対応専門分野

基礎歯学系

  • Oral Anatomy 口腔解剖学
  • Oral Physiology 口腔生理学
  • Oral Pathology 口腔病理学
  • Oral Microbiology 口腔細菌学
  • Oral Histology 口腔組織学
  • Oral Immunology 口腔免疫学
  • Dental Material Science and Technology 歯科理工学
  • Dental Pharmacology 歯科薬理学

臨床歯学系

  • Prosthodontics 歯科補綴学
  • Oral Surgery 口腔外科学
  • Orthodontics 歯科矯正学
  • Pedodontics 小児歯科学
  • Dental Radiology 歯科放射線学
  • Dental Implantology 歯科インプラント学
  • Cosmetic Dentistry 審美歯科学
  • Operative Dentistry 歯科保存修復学

※エヌ・エイ・アイ(NAI)の校閲者は、その専門性はもちろんのこと、論文を一流の科学英語として仕上げることにおける専門家の集団です。上記の分野に当てはまらない場合でも、過去の経験則から、ほぼ99%以上の論文は校閲対応が可能です。お気軽にお問合せください。

これまでにサポートした原稿の投稿先(一部)

  • The Journal of Prosthetic Dentistry
  • Dental Material Journal
  • Dental Materials
  • Journal of Dental Research
  • Journal of Oral Bioscience
  • Journal of Oral Pathology and Medicine
  • Archives of Oral Biology
  • Journal of Oral and Maxillofacial Surgery
  • Clinical Oral Implants Research
  • Acta Odontologica Scandinavica
  • Journal of Endodontics
  • Journal of Oral and Maxilofacial Surgery

※この他にも、❶お客様からご連絡を頂戴していない投稿先ジャーナル、❷アクセプトのご報告を受けながらも公開できないケース等、多数の投稿先ジャーナルがございます。なおエヌ・エイ・アイ(NAI)の論文校閲サービスを受けた後、上記の投稿先ジャーナルに投稿された論文すべてがアクセプトされたわけではありません。しかしながら、後日再びエヌ・エイ・アイ(NAI)の論文サポートを受けられた際のヒヤリング等の結果、その大多数が何らかの形で論文として掲載されているとの報告を受けております。

歯学を担当する主な校閲者

R.B.

国籍:インド
学歴・資格:PhD in Biomedicine, BSc in Experimental Oral Pathology, BDS
論文掲載経験:多数あり。
J Dent Res, Anticancer Research, Neuroscience, J Oral Pathol Med.等
査読歴・専門分野等:腫瘍学、病理学、生理学、歯学の分野を専門とし、ヨーロッパやアジアの大学で研究経験を積む。メディカルライターやエディターとしての豊富な経験を有す。

F.J.

国籍:アメリカ
学歴・資格:BA in English / Heavy Concentration on Science
論文掲載経験:著書本2冊、編集1冊、その他変更、共著としてかかわった論文1000以上。
査読歴・専門分野等:フリーランス校閲者・ライターとして医療施設にて30年勤務、論文からグラント申請の校正・校閲を担当。

A.E.

国籍:アメリカ
学歴・資格:BA in Biological Basis of Behavior (Neuroscience)
査読歴・専門分野等:科学全般に渡って校閲経験が豊富。なかでも生物学や医学領域の校閲を得意とし、NAIの校閲者として20年以上の経験を有し、日本人が書く英語の特徴を理解した上で、校閲を行う。

C.C.

国籍:カナダ
学歴・資格:PhD in Pathology, BS in Cell Biology and Genetics
論文掲載経験:多数あり。
査読歴・専門分野等:日本人研究者との共同研究経験も多く、英文における日本人の典型的ミスを熟知しているのが強み。自身の投稿経験や、校閲経験をフルに生かし、校閲に努める。

G.M.

国籍:オーストラリア
学歴・資格:PhD in Cell Biology, BSc in Microbiology and Biochemistry
論文掲載経験:多数あり。
査読歴・専門分野等:細胞生物学における生物医学研究科学者として25年のキャリアを持ち、糖尿病、癌研究、血管生物学に特に精通している。イギリス英語・アメリカ英語両方の校閲が可能。

G.S.

学歴・資格:PhD in Molecular Pharmacology, MSc in Molecular Biology, BSc in Biomedical Sciences
論文掲載経験:あり。
査読歴・専門分野等:イギリスの大学で生物医学の学士と分子生物学の修士を取得し、その後小児急性リンパ芽球性白血病における薬剤耐性の発達を研究、分子薬理学博士号を取得。大学と企業での勤務経験を持ち、基礎研究のみならず、臨床研究の経験も積んでいる。医学/科学の校閲者やメディカルライターとして長年の経験があり、腫瘍学、心血管疾患、皮膚科などの治療分野に豊富な知識を持つ。

L.R.

国籍:アメリカ
学歴・資格:BA in Biochemistry, PhD in Biochemistry,
論文掲載経験:複数あり。
査読歴・専門分野等:骨の生化学研究から癌研究に転じる。内分泌科学、癌、骨、筋肉形成等といった分野においての査読経験ならびに執筆経験が豊富。

P.G.

国籍:イギリス
学歴・資格:MA in Natural Sciences, PhD in Transplantation Immunology, Dr. habil in Transplantation Immunology
論文掲載経験:多数あり。
査読歴・専門分野等:IFの高い雑誌においての投稿経験はもちろん、査読者・編集長としての経験も豊富。基礎系の医学論文の校閲歴が非常に長い。自身の専門とする免疫分野、加齢医学研究はもちろん医学であればほぼ全体的に網羅。

※この他にも多数の校閲者のサポートを受けております。なおNAIの論文校閲は、必ずしも「分野が適合している」から故、最高のパフォーマンスを出すわけではありません。お客様と校閲者との相性、そして投稿論文の内容と校閲後のアクセプト率等、総合的な要素を勘案してお客様にとっての最適な校閲者の選択をさせていただいております。そしてNAIでは、創業当初よりお客様による校閲者指名を校閲の無料オプション(カジュアル校正では指名はできません)としてご提供させていただいております。

歯学を担当する主な翻訳者

W.H.

翻訳専門分野:歯科全般


経歴:日本で歯科医師として臨床経験後、北米の歯学部大学院留学。その後引き続き中西部および西海岸の大学歯学部で大学院生および学部学生の教育、研究および臨床および歯科材料の開発評価に現在まで長く携わる。歯科材料系の論文多数。臨床系も含めた北米学術雑誌での豊富な査読経験を有す。翻訳者としては歯科全般の論文を得意とし、研究者、教育者そして臨床家としての視点でのケースに応じたアドバイスを心がける。

K.L.

翻訳専門分野:医学・薬学・生物学・バイオ・歯科学分野などの学術論文・抄録、技術文書/資料、発表原稿、治験、特許明細書などの日英・英日翻訳
経歴:東京医科歯科大学大学院博士課程修了(専門:細胞学・分子生物学)、ポスドク(研究員)として米国とカナダの大学の生物学系研究室に6年間勤務。その後、フルタイムの翻訳者に転身。フリーランサーとして10年以上の経験を積む。カナダ在住。

Y.T.

翻訳専門分野:医薬系(治験、CTD、市販後調査、薬剤疫学、学術論文など)
経歴:国立大学外国語学部卒業後、国内大手製薬会社に勤務、海外事業部門、市販後調査部門、研究・臨床開発部門でメディカルライティングを含む英語文書作成に従事した。定年退職後、フリーランスの在宅翻訳者になる。産業翻訳全般(日英・英日)に関しては、30年近くの経験を有する。2002年から2018年現在、日本メディカルライター協会(JMCA)正会員である。ICH-GCP、臨床統計、publicationの動向についての知識がある。

※歯学系は医学に通じるところも多く、NAIの翻訳者の得意とする分野です。したがいまして多少専門性が異なっていても、その経験や深い知識から各論文の分野に応じて適切な翻訳を行なうことができます。ただし例えば口腔内の治療や状況など、歯学の専門家でないと理解できない部分も多くあるのが実情です。そうした際は、もちろん数少ない歯学専門の翻訳者に翻訳を依頼します。安心してお任せください。しかしながら中には「この原稿は明らかに医学の専門翻訳者の方が良い翻訳結果を出す」と判断される場合もございます。そうしたケースでは、医学専門の翻訳者であっても適切な表現での翻訳ができるように、写真や図解の提示や簡易説明をお願いすることがございます。そうしたご協力をいただければ、最高の翻訳結果をご提供可能です。

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