校閲者・コーディネーターの月替わりのコラム

2020年新春

2020.01.06

新年、明けましておめでとうございます。

本年9月には、弊社創業25周年を迎えます。会社登記は1995年9月ですが、
1995年4月より創業準備に入ったため、事実上、あと少しで25年です。

創業当初からご愛顧を頂戴している数多くの先生方、本当にありがとうございます。

25年前、科学論文サポートサービスからスタートした当時、本当に手探りの毎日でした。正直申し上げます。私たちを助けてくれたアメリカの研究者の先生方。彼らがレビューした日本の先生方の英語論文は、「意味不明」、「何を言わんとしているか類推すらできない」、そんなコメントばかり。

そんな中で、どうしたら著者の先生方の「真意」を引き出すことができるのか。試行錯誤の毎日でした。経営者の私も、当時から支えてくれ続けていた妻も、盆暮れ正月、土日も含めて、まったく休むことなく、著者の先生方と海外の校閲者の懸け橋となるべく、ねじり鉢巻きで頑張ったあの頃、とても懐かしく思えてまいります。「ちょっと聞き方を間違えるととんでもない勘違いをするかも」といったいわば地雷のような確認事項、「この意味はこうに違いない」と類推できそうな疑問、様々なケースがありました。そこに疑問がある限り、決して諦めることなく、一点の禍根も残さないように、解決策を模索し続けておりました。「そこまでやるの?」といったきめの細かい、Q&Aを繰り返していました。なるべく簡単な言葉で、なるべく具体的なイメージを描けることができるレベルで。結構難易度の高い黒子の役割を演じきっていたと自負しております。

でも、創業当初、正直、なかなかご理解頂くことはできませんでした。

この論文という世界、幾度かの校閲を繰り返し、完璧と信じて投稿した論文も、「Poor English」と無碍な回答が返ってきたりします。何度も悔しい思いもいたしました。

ですから、その手のコメントが付いた際は、別のチーフ校閲者に回し、再度、再再度のレビューを行い続けてまいりました。そして、「これは確かに間違っている」と判明した点に対しては、謙虚に頭を垂れ、対処させていただいてまいりました。正しいと信じた校閲結果には、どうすれば著者の先生方にとって、実利的に最高の結果に近づけることができるか、それだけを追求し、最善策、または次善の策を模索し続けてまいりました。

この25年の科学論文サポートサービスにおいて、たった一つだけ、揺らぐことなく続けてきた点があります。それは、お客様である著者の先生方にとって最良かつ現実的な解決策は何か、それを追求することです。その追求のため、決して諦めることなく、どんなに「面倒臭い作業」に対しても、真正面から向き合ってきたことです。

その結果、「とことんキッチリおつきあい」という、決して諦めないという経営信条が醸造されました。

弊社の社員は本当に素晴らしいです。何があっても決して手を抜きません。「さすがにこれは無理だよ」と、誰もが感じるような無理難題であっても、初めから放置したり、諦めたりなどは決してしません。手を抜く社員は居場所がなくなる、そんな社風があります。誰もが皆、とことんキッチリ、対応しようと立ち向かいます。もちろんできないこともありますが、できないという結論は、最後の最後の選択肢です。

このDNA、この25年間、無から有を作り出し続けてきた弊社サービスの根底に流れているものです。

同一サービスが形を変えることなしに30年以上持続することは、まずないと言われています。科学論文サポートサービスも例外ではありませんでした。論文の形式の変化、競合他社の台頭、「iThenticate」に代表されるような論文の類似性の問題、論文執筆数の減少、研究費の仕組みの変化等々、様々な対応が求められています。

そんな中、弊社においても、日々刻々と変化するお客様のニーズに併せて、試行錯誤を繰り返しながらもサービス自体にマイナーチェンジを施してまいりました。しかしながら、どんなに姿形を変えたとしても、大切なものは、「どこまで諦めずに、お客様のために役立つことができるか」の追求だと考えております。

先生方の大切な宝物である論文をお取り扱いさせていただくこと、それは、弊社社員達の、決して諦めない姿勢に支えられております。これこそ、この25年の歳月の中で、伝統として培われてきたものです。この伝統こそ、この先、何年も、何十年も、大切にし続けなければならない弊社固有の資産であると考えております。

この先の25年、その割と早い時期、経営者としての私は姿を消すことになるでしょう。その際においても、この「とことんキッチリおつきあい」のDNAだけは必ず踏襲する、その企業文化だけは守り通します。

先生方は、無理難題をおっしゃってください。私たちは、その無理難題に対して、何とか解決策を見出そうと、努力し続けてまいります。

私たち、エヌ・エイ・アイ株式会社論文サポート事業部は、この先の25年も、先生方の無理難題に対して、真摯に立ち向かう黒子であり続けます。卑近な言葉遣いになってしまいますが、「スーパー満足度」をご提供し続けてまいります。

この先の25年も、引き続きエヌ・エイ・アイ株式会社をご愛顧のほど、お願い申し上げます。

令和2年1月6日
エヌ・エイ・アイ株式会社
代表取締役 伊藤秀司

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